全面道路より約40m奥まった位置に校舎棟を配置、既存樹木を活かし広々と前庭をとることで、高岡文化ホールと都市景観の一体化を図っています。校舎棟は40m×50mの広さの中庭を持つ回遊性のある施設とし、中庭を中心に各棟を有機的につないでいます。中庭に向かって設けたコモンスペースはふれあいの場を積極的に創り出しており、また吹き抜けのある書道室や美術室、昇降口は変化のある空間構成を試みています。
建物の外観はルーバーや庇を廻すことで水平線を強調したデザインと、曲線を用いた柔らかな表情で、落ち着いた陰影のあるファサードとしています。