児童福祉に関する相談・判定を行う児童相談所と保護児童の生活の場である一時保護所から構成され、1・2階を児童相談所、3階を一時保護所としてフロア分けを行い、利用者エリアについて立体的なゾーニング計画を行っている。
一時保護所は児童の生活空間として家庭的な雰囲気をつくり、テラスやライトウエルを設けてプライバシーを守りながら採光・通風を確保している。外部は「子ども達を守る外観デザイン」として、窓面積は必要最小限に抑えながら建物のボリュームや外壁の素材・色彩に変化をつけることで、周辺住宅地への圧迫感を軽減するように配慮した。