藤井組は、南砺市(旧井波町)で土木工事を中心に建築工事・舗装工事を手掛けている企業です。
本社の建替えをターニングポイントに、本社建築が自然環境や地域社会への社会貢献へと繋がることを軸として、建築・人・環境が互いにつながり共生しながら高めていく企業を目指しました。
新たな施設の顔づくり
- 敷地周辺の住宅や田園のあるのどかな景観に馴染む低層の平屋建て。
- 開発が進む当地域を牽引し、新たな街並みづくりへと繋げる建設会社らしくないお洒落な顔づくり。
- シンプルなBOX形状に風合いのある素材を採用し、現代的なモダンなデザインとしながらも柔らかさと落ち着きを感じられるデザイン。
新たなオフィスづくり
- 建物中央にロの字型に囲い込んだ中庭を配置し、近隣や通りからの視線を気にすることのない明るく開放的な居心地の良い執務環境。
- 中庭を中心とした回遊性のあるプランとし、社員同士が常に存在を意識し、コミュニケーションを図り、一体感を感じられる空間づくり。
- 応接・営業・社長室や会議室はガラスパーテーションによりオープンで明るい空間とし、工務室は家具のみで仕切られたオープンなオフィスとし、社員同士のコミュニケーションを誘発する様々なシーンに合わせて使えるスペースを各所に配置。
地球環境にやさしい施設づくりと、地域との関わり
- 設計での省エネ計画値は一次エネルギー消費量83%削減し、省エネ基準「Nearly ZEB」の認証を取得。実際の運用では「ZEB」を達成。
- 自然採光、自然通風、再生可能エネルギーの活用や、断熱・省エネ機器・BEMSの導入により安全かつ健康で快適な室内環境を実現。
- 地域との関わりとして地場産業の井波彫刻とコラボした、社名の「藤」をモチーフにしたシャンデリアや、様々な生き物の彫刻を各所に散りばめ、建築に溶込み生き物と共存しているかのような楽しい空間づくり。