富山県の西部に位置する砺波平野には個々の家が田んぼに囲まれ点在している「散居村」の豊かな風景や、東向きに玄関、大きな切妻屋根の特徴を持つ「アズマダチ」の伝統的な建物が敷地周辺には多く存在しています。
外観は、切妻屋根を連続するように構成し、地域の伝統的な景観に配慮し、内観は木を用いた温もりのある空間づくりとしています。
3歳児~5歳児室は7.28m角の無柱空間のため、トラス架構を1.82mピッチに配置しています。また、向かい合う遊戯室には「樹状方杖架構」を採用し、樹木の幹や枝を表す架構をリズミカルに配置し、大きな木の下に園児が集まりやすく、楽しく遊びたくなる遊戯室としています。